ナノリニア® NT・・・XZH
IKOナノリニアNTは、テーブル案内部にIKOCルーブリニアウェイLを使用し、X軸とZ軸をコンパクトに一体化した、リニアモータ駆動の高推力ピック&プレイスユニットです。
リンク機構を用いて可動テーブルを駆動する方式を採用することで、リニアモータの高推力化と可動部の軽量化を両立し、タクトタイムの短縮を実現。
位置決めプログラムを入力することにより、自由自在な運転パターンが可能で、ワークに合わせたストローク変更も簡単に対応できます。
IKOナノリニアNTは、半導体・液晶関連製造装置やクリーン環境が要求される検査装置や電子部品組立装置などのコンパクトな位置決め機構として最適です。
製品特長
- リニアモータ駆動のピック&プレイスユニット
- リニアモータ駆動による他に類例のない構造の 高推力 ピック&プレイスユニット。リニアエンコーダを搭載したX軸とZ軸をコンパクトに一体化し、高推力・高タクトな位置決めを実現します。
- 高推力・高タクト
- X軸とZ軸のモータを平面上に配置し、リンク機構を用いて可動テーブルを駆動する方式を採用することで、リニアモータの高推力と可動部の軽量化を両立、大幅なタクトタイムの短縮を実現しました。
- 高分解能・高応答
- 両軸ともに光学式リニアエンコーダを搭載してフルクローズドループ制御することにより、高分解能と高応答を実現します。
- 空冷
- 発熱源となるコイルを固定子に集約した構造になっており、冷却や取付けベースへの放熱が容易です。
空冷オプションを指定することで、さらなるタクトタイムの短縮が可能になります。
- 可動部ケーブルレス
- 多軸ユニットでありながら、可動部にケーブルのないムービングマグネット方式を採用しているので、配線の処理が容易なうえ、高いクリーン度を実現します。
- 運転モニタ機能
- ドライバのモニタ機能を使用して、パソコンで軌道の検証を行うことが可能です
- モーションネットワーク対応
- モーションネットワークEtherCATやSSCNETⅢ/H、MECHATROLINK、RTEX対応ドライバもご用意していますので、省配線でより高度なシステム構築が可能です。
- EtherCATはドイツBeckhoffAutomation GmbHによりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。
SSCNETは三菱電機(株)の登録商標です。
MECHATROLINKは、(株)安川電機の登録商標です。
RTEXおよびRealtime Expressは、パナソニック(株)の登録商標です。
ラインナップ
形式 | テーブル幅 [mm] |
テーブル高さ [mm] |
ストローク長さ [mm] |
|
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NT90XZH2510 | X軸 | 29.5 | 168 | 25 |
Z軸 | 10 |
掲載されている製品以外にも、お客様のご要望に合わせた特別仕様品の開発もいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。