A-Z
- ACモータ
- 交流電源で駆動するモータ
- A相(信号)出力・B相(信号)出力
- インクリメンタル形の出力でA相、B相の位相差で軸の正転・逆転を判定している。正転(CW)の場合A相はB相に対して先行する。
- CW(時計回り)
- Clock Wiseの略。軸から見て右回り。モータが時計と同じ方向に回転すること。
- CWリミット
- 反モータ側のストローク端に取り付けられるリミットセンサ。元々は右ねじのボールねじが取付けられた際にCW側のストローク端となるセンサの意。
- CCW(反時計回り)
- Counter Clock Wiseの略。軸から見て左回り、モータが反時計回りの回転をすること。
- CCWリミット
- モータ側のストローク端に取り付けられるリミットセンサ。元々は右ねじのボールねじが取付けられた際にCCW側のストローク端となるセンサの意。
- DCモータ
- 直流電源で駆動するモータ
- I/O
- 入出力(Input/Output)。装置の外部に接続する機器との情報(信号)の出入りに使用するインターフェース。
- JOG運転
- 機械の位置合わせなどのために、モータなどを断続的に微動させる動作。
- PLC
- プログラマブル ロジック コントローラの略。シーケンサともいう。生産施設・装置を制御するためのプログラム可能なコントローラ。
- Z相
- インクリメンタルエンコーダの基準点を検出する相(信号)で、原点復帰動作の際、原点を検出するために使う。原点復帰動作時に基準となるZ相信号を探すことをZ相サーチという。
- NC
- センサ論理でノーマリークローズ。常に回路が閉じているB接点の意味。主にリミットセンサ・原点前センサに用いられる。
- NO
- センサ論理でノーマリーオープン。常に回路が開いているA接点の意味。主に原点センサに用いられる。
ア行
- アース
- 機器の筐体、電子機器の基準電位配線など基準電位点に接続すること。または、基準電位点そのもの。ノイズ対策、感電防止の等の目的で接続される。
- アクチュエータ
- 動力源と機構部品を組み合わせて、機械的な動作を行う装置のこと。モータと駆動機構を組み合わせた装置の一般的総称でもある。
- アブソリュートエンコーダ
- 絶対位置を検出する機能をもったエンコーダ。絶対的な位置を常に把握できるため、電源のオンオフの度に原点復帰をする必要がない。
- アライメント
- 調整、調節
- アラーム信号
- 機器に異常(トラブル)が発生した時に出力する信号。
- 位置決め精度
-
基準位置から一定方向に順次位置決めを行い、それぞれの位置で実際に移動した距離と移動すべき距離との差のバラつきを求める
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- 位置制御
- 目標値が位置または角度の場合に、その目標値に移動させる方式
- イナーシャ
- 物体が外力を受けないとき、その物体の運動状態は(慣性系に対して)変わらないという性質。
- インクリメンタルエンコーダ
- 相対位置を検出する機能を持ったエンコーダ。相対的な位置しか把握できないため、電源オンオフの度に基準となる位置を決めるため、原点復帰が必要。
- インダクタンス
- モータでは、コイル電流の流れにくさを示す
- ウォームギア
- ねじ歯車(ウォーム)とそれに噛み合うはす歯歯車(ウォームホイール)を組合わせた機構
- エンコーダ
- スリットの入った円盤に光を当て、円盤が回転することで、センサで光のON・OFFを感知し、回転数や回転方向を認識するための装置。(回転量をパルスに変換する装置)
コントローラは、エンコーダからの信号でスライダの位置と速度を検出する。
- オープンループ制御
- 回転子等の位置を監視せずフィードバックをとらない方式。ステッピングモータがその代表的例で指令値と実際値との比較を行わないために、脱調(信号エラー発生)してもコントローラでの補正ができない。
カ行
- カップリング
- 軸継手。軸と軸を締結する機械要素部品。電動アクチュエータの場合は、モータとねじの締結に使用されフローティングジョイントのような役割をしている。
- 可搬質量
- ある一定の速度や加速を維持できる質量。IKOではリニアモータテーブルの仕様の一つ。
- 過負荷
- 機械の可動部分または電気、電子回路等に許容以上の負荷が加わる状態。
- 慣性
- イナーシャ。物体が外力を受けないとき、その物体の運動状態は(慣性系に対して)変わらないという性質。
- 慣性モーメント
- 回転運動において回りにくさ(止めにくさ)の度合いを表す。
- 起動トルク
- モーターが起動の瞬間に出すトルク
- 逆起電力
- 電流が変化することによって誘導性回路に生じる電圧のことで、コイルが電流を流し続けようとする力、または電流を流そうとするとそれを妨げる力となる
- 近接センサ
- 金属製のドグが近づくことにより反応するセンサ
- 繰返し位置決め精度
- 任意の一点に同じ方向から位置決め繰り返して停止位置を測定し、位置の精度のバラつきを求める。
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- クローズドループ制御
- エンコーダから流れてくる位置情報や速度情報を常にコントローラにフィードバックして制御する方式。
- ゲイン
- コントローラがモータを制御する際に反応(応答)や偏差を調整する数値。速度ループゲイン、位置ループゲインなどがある。一般にゲインを高くしていくと応答性は良くなり偏差は小さくなるが、高すぎると振動(共振現象)の原因となる。
- 研削ねじ
- 研削加工によって仕上げられたボールねじ。寸法精度が良く高精度な動作に向いている。
- 原点
- 位置決めテーブルの動作の基準点(開始地点)。
- 原点前
- 原点より数ミリ離れた位置の地点。原点前があると、原点への位置決め性が良くなる。
- 原点復帰
- 原点となる点を探しながら戻る動作。
- コアレスモータ
- 回転子に鉄心を持たないモータ
- コア付きモータ
- 回転子に鉄心を持つモータ
- コギング
- モータを動かした際に磁石と鉄心等の磁性体との間に発生する抵抗
- コンデンサ
- 電気を蓄える電子部品
- コントローラ
- 運転パターンの信号をドライバに送る装置。PLC。
サ行
- サーボオフ
- サーボ機構において、制御されていない状態。
- サーボオン
- サーボ機構において、制御されている状態。
- サーボモータ
- エンコーダなどの位置検出器を持ちフィードバック制御などにより目標値に追従する機能を持ったモーター。
- 最大推力
- 瞬時に出せる推力値(持続時間は最大1秒)
- 最大搭載質量
- 精密位置決めテーブルを水平使用または垂直使用した時に搭載することができる最大質量の目安
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- 最大トルク
- 瞬時に出せるトルク値(持続時間は最大1秒)
- 最大可搬質量
- 必要な加速度が得られる最大質量
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- 三相
- 単相交流を等間隔に3つ重ね合わせたもの
- 磁界
- N極からS極に向けて磁力が働く空間
- 姿勢精度
- ストロークの範囲内でテーブルがピッチング方向とヨーイング方向のそれぞれ傾く角度を表したもの
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- 実効トルク
- 運転時に実際にモータに作用するトルクの計算値。運転パターンの決定やモータ選定などに使用する値。
- 実効推力
- 運転時に実際にモータに作用する推力の計算値。運転パターンの決定やモータ選定などに使用する値。
- ジャバラ
- 埃、水、油等から部品の保護を行うツール
- 瞬時最大トルク
- サーボモータにおいて、短時間であれば発生できることができるトルク。
- 真直度
- スライドテーブルの直線運動と理想直線との狂いを表す
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- 推力特性
- テーブルの移動速度おける、出力できる推力値を示したもの
- ステーター(固定子)
- 固定され回転しない電機子
- ステッピングモータ
- パルス信号により1ステップずつ回転するモータ
- ステップ角度
- ステッピングモータで、1つのパルス信号で回転する角度
- 静止安定性
- 位置決めした後の揺らぎ
- 精密位置決めテーブル
- 駆動機構とテーブルを案内する案内機構を併せ持った装置の総称。
- 整定時間
- 位置決め動作では、速度指令値がゼロになった後、停止するまでの時間を指す。
- 旋削ねじ
- 旋削加工によって仕上げられたボールねじ。各種精度とコストのバランスが良いボールねじ。
- 速度制御
- 指令速度にて速度を一定に保つ方式
- 速度リップル(速度安定性)
- 指定された速度と実際の速度の偏差
- ソフトリミット
- ソフトウェア上で動作範囲を制限すること。
タ行
- 耐荷重
- 水平利用した時に機能上・性能上支障なく使用できる静的な最大荷重
- タイミングベルト駆動
- 駆動にタイミングベルトを用いたもの
- 脱調
- ステッピングモータで、入力パルス信号に同期できていない状態
- 単相
- 主に一般家庭で用いられる交流
- 直動案内機器
- 回転形の軸受を平面スライド部分に使用範囲を拡げた位置決め要素部品。リニアウェイ、リニアガイド、リニアスライドなどの名称で知られる。
- ティーチング
- 動作・位置などを記憶させるプログラムの作成方式を指す。
- 定格推力
- 連続的に発生することができる推力。
- 定格推力特性
- 環境温度における、定格推力値を示したもの
- 定格トルク
- 連続的に発生することができるトルク。
- デューティー比
- 1サイクル中でモータが動作している時間
- テーブル運動の平行度A
- スライドテーブルの運動と平面(精密位置決めテーブル取付面)との平行度(インジケータ定置)を示す
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- テーブル運動の平行度B
- スライドテーブルの運動と平面(テーブル取付面)との平行度(インジケータ移動)を示す
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- テーブル昇降時の平行度の測定
- テーブルのあるポイントの高さにおける最大差を示したもの
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- テーブル昇降時の直角度の測定
- テーブル昇降時の直角定規に対する直角性をテーブル昇降時の直角度を示したもの
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- テーブル内径のラジアル振れ量
- テーブルを一回転させた際のテーブル内径面形状の最大差を示したもの
- テーブル上面の振れ量
- テーブルを一回転させた際のテーブル上面形状の最大差を示したもの
- 転造ねじ
- 転造加工によって仕上げられたボールねじ。転造加工は大量生産に向いておりコストに優れる。
- 取付け面に対するテーブルの平行度
- テーブルの取付面を基準に、テーブル上面全体の高さを測定し、読みの最大差を示したもの
- ドライバ
- モータを動かすための制御装置。コントローラから指令された運転パターンをもとにモータを動かすための電気エネルギーを送る。
- トルク(推力)制御
- モータから発生するトルク(推力)を一定に保つ方式
- トルク(推力)リップル
- トルク(推力)の変動幅
ナ行
- ナノリニア
- ナノ単位の繰返し位置決め精度を実現するIKO製リニアモータの名称。
- ノイズ
- 機器の動作を妨げる余計な電気信号
ハ行
- バックラッシ
-
位置決めテーブルの機械的な遊び(ガタ)を示したもの。
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- パルス信号
- 電源のON/OFFの繰り返しによって生じる信号
- ハンチング
- 目標値付近で動作が振動的になる状態。
- フォトカプラ
- 電気信号を光に変換し、伝達する電子部品。入力側と出力側が電気的に絶縁されているため、ノイズの影響を受けにくい。
- ブリッジカバー
- テーブルへの異物落下防止のためのカバー
- 分解能
- 測定装置(エンコーダなど)が扱うことのできる物理量の最小単位。
- 偏差
- 標準となる値からのずれ。サーボ機構では、目標値と現在の値との差を表す。
- ボールねじ
- ねじ軸とナット間でボールを循環させ、モータ等の回転運動を直線運動に変換する要素部品
マ行
- ムービングコイル方式
- マグネット部が固定でコイル部が駆動する方式
- ムービングマグネット方式
- コイル部が固定でマグネット部が駆動する方式
- メカストッパ
- 位置決めテーブルの動作不具合による衝突を緩和させる部品。機械的ストッパー。
- メカトロニクス
- 機械工学 (Mechanics) と電子工学 (Electronics) を組み合わせた技術
- モーションネットワーク
- 装置を制御する上位装置(コントローラ・PLC等)、状態を監視するセンサ等、装置を駆動するモータ等を通信で結びリアルタイムに制御するネットワーク.フィールドネットワークとも呼ぶ
ヤ行
- ヨーク
- 磁石と組合わせることで磁束漏れを減少させ磁力を増して性能を向上させる鉄(又は鋼)。不純物の少ない純鉄や炭素の低い鋼(低炭素鋼)が一般的に使用される。マグネットヨーク。
ラ行
- リード
- 送りねじのリードとはモータの1回転(つまり送りねじが1回転した時)した時に移動する距離を指す。
- リニア(ローラ)ウェイ
- IKOの直動案内機器。直動案内機器の項を参照。
- リニアエンコーダ
- 直線距離を検知するエンコーダ。リニアモータの位置検出などに用いられる。光学式や磁気式がある。
- リニアモータ
- マグネットとコイルにて直線動作をするモータ。
- リニアモータテーブル
- リニアモータをエンジンとした位置決めテーブルの総称
- リミットセンサ
- メカストッパへのテーブルの衝突を回避する目的でストローク端に設置するセンサ。
- ロストモーション
- 正転方向と逆転方向から位置決めしたときの値の最大差
- ロータリエンコーダ
- 回転角を検知するエンコーダ。サーボモータの位置検出などに用いられる。光学式や磁気式がある。
- ロボットケーブル
- 可動部に用いられる電線。屈曲、摺動、捻回などの耐性に優れているケーブル。